2025年度
ユネスコ活動

「健やかに明日を生きる先に平和がある」

ユネスコの視点から若者と考えるまちづくりの未来

2025年度 中国ブロック・ユネスコ活動研究会 in倉敷

ロシアのウクライナ侵略やイスラエル・パレスチナ情勢など、国際平和を脅かす深刻な事態は、これまで
取り組んできた平和へのアプローチの破綻を私たちに突きつけました。今、様々な価値観が大きく変わろう
とする中、ユース世代を巻き込んだ新たな平和へのアプローチや、多様性を受け入れる企業や未来を描く行
政と連携した取り組みへの転換が求められています。
 また、持続可能な開発のための教育ESD も、ユース世代の描く未来をミドル・シニア世代が受容・承認し、
ミドル・シニアが次世代に残したい矜持をユース世代が受け入れられる言葉に言語化し次世代へ渡す丁寧な
作業が求められています。
 そこで、私たちは「中国ブロック・ユネスコ活動研究会」をきっかけに、ユース世代の意見に耳を傾け、
ミドル・シニアが共にまちづくりの未来を考えるとともに、次世代のまちづくり人材の発掘・育成を図る内
容に取り組みます。テーマは「ユネスコの視点から若者と考えるまちづくりの未来」としました。
 今回のユネスコの視点とは、2011 年にユネスコが勧告した「HUL(Historic Urban Landscape)」です。
この都市遺産保全への新たなアプローチは解釈が難しく、日本では大きな成果を上げている地域はまだまだ
ありません。今後私たちが積極的にHULに取り組む意味でも、HULの考え方を若者と共に学び、企業や
行政と一緒に、ユネスコ的視点から様々なまちづくりの未来を考えるプログラムを軸にしました。